この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きっかけは十人十色
第26章 ニアミス
「ありがとうございました。またお待ちしてます」
丁寧にお辞儀をする店員さんに軽く会釈を返して、美容院をあとにした。
少し毛先を整えて貰っただけでも、歩く時の髪の動きが全然違う。
まだまだ夕暮れまでには時間があった。
お店に入って服でも見ようかしら。
ただ、その前に何か飲み物が欲しい。
トリートメントを浸透させている待ち時間の間に、コーヒーを出しては貰った。
でも、あんまり頭は動かせないし、かといって一気に飲み干すものでもないしと思って、結局少ししか飲めなかった。
せっかく淹れて貰ったのに、残してしまって申し訳ないけれど。
そう言えば、すぐ近くのコーヒーショップに期間限定のフレーバーが出てたはず。
そこへ向かおうと、少し歩調を早めてパンプスのヒールを鳴らした。

到着すると、入口のメニュースタンドに何か貼り紙があった。
『申し訳ありません。期間限定のスイートポテトラテは好評につき、本日分は完売致しました』と書かれている。

「えぇ〜……」

小さく声を出して溜め息を吐ききると、別のにしようとひとり頷いてから自動ドアをくぐった。
/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ