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きっかけは十人十色
第26章 ニアミス
ごめんね、着信気付かなくて。
どうしたの?何かあった?
―――
返信はすぐに来た。
ゆっくり休むつもりだったんだけど、
ずっと家にいるのもって思ってちょっと出てるんだ。
もしかしたら会えるかなって。
―――
今、駅の裏通りのドトールにいるの。
櫂はどの辺にいるの?
―――
はやる気持ちを抑えながら送信ボタンをタップした。
一旦スマホを脇に置くと、カップを手に取って吹き冷ましながらゆっくりと口に運ぶ。
甘くてほろ苦いキャラメルの味と、ショコラの甘さ、コーヒーのビターな感じが絶妙にマッチしている。
ゆっくり味わいたいけど、返事によっては急がないといけなくなるかもしれない。
そわそわしながら画面を注視していると、メッセージ着信のランプが光った。
どうしたの?何かあった?
―――
返信はすぐに来た。
ゆっくり休むつもりだったんだけど、
ずっと家にいるのもって思ってちょっと出てるんだ。
もしかしたら会えるかなって。
―――
今、駅の裏通りのドトールにいるの。
櫂はどの辺にいるの?
―――
はやる気持ちを抑えながら送信ボタンをタップした。
一旦スマホを脇に置くと、カップを手に取って吹き冷ましながらゆっくりと口に運ぶ。
甘くてほろ苦いキャラメルの味と、ショコラの甘さ、コーヒーのビターな感じが絶妙にマッチしている。
ゆっくり味わいたいけど、返事によっては急がないといけなくなるかもしれない。
そわそわしながら画面を注視していると、メッセージ着信のランプが光った。