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きっかけは十人十色
第28章 繋いだ手
櫂は私が出した大きな声に驚いたのか、目を見開いて固まっていて、お母さんはチラリとこっちを見て意味ありげに口角を上げている。
「あ……。ここ……、だけど」
櫂はぎこちなく自分の頬を指差した。
「手当てしてあげたら?私はお邪魔だろうから帰るけど。詩乃、荷物持って来て」
黙って頷くと一旦リビングに戻って、鞄を手に再び玄関に立った。
「はい」
「はい、ありがとう」
「……櫂、上がって」
顔を見上げて、声をかけた。
我に返ると反応を気にしてしまって、心が揺れて表面に現れてしまう。
少し声が震えてしまった。
「いや、でも」
「いいわよ、遠慮しないで。どうぞゆっくりしていって。じゃあ私はここで」
玄関ポーチにおりたお母さんに背中を押されて、半ば強引に家に上げる形になってしまった。
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