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きっかけは十人十色
第14章 接近と交差①
舌を絡め取ると、控えめながら応えるように舌を動かしてくれた。
口内を満たす舌がうごめく度に、ぴちゃぴちゃと粘着質な音が耳を刺激する。少し舌を強めに吸うと、カクンと木山さんの膝が崩れた。
倒れてはいけないと思い身体を支えると、抱き抱えるような格好になった。
「櫂…」
囁きが鼓膜を震わせる。
直後、耳たぶに軽く唇が触れた。
「…っ」
顔を覗き込むと、上気して目元は潤んでいる。潤んではいるけれど、これはさっきの涙の名残ではない。
行為の続きを促していると受け取って、もう一度視線を送ると、頷いてみせてくれた。
しっかりと抱き抱えながら寝室へ移動して、身体をゆっくりとベッドに降ろす。
柔らかい唇に触れながら一枚一枚、丁寧に脱がせていく。
脱がせるにつれて色白の肌がだんだんと露になって、キャミソールの胸元からチラリと覗くブラジャーのレースの刺繍にドキリとし、その紫紺の色さえ妙に扇情的に思えた。
口内を満たす舌がうごめく度に、ぴちゃぴちゃと粘着質な音が耳を刺激する。少し舌を強めに吸うと、カクンと木山さんの膝が崩れた。
倒れてはいけないと思い身体を支えると、抱き抱えるような格好になった。
「櫂…」
囁きが鼓膜を震わせる。
直後、耳たぶに軽く唇が触れた。
「…っ」
顔を覗き込むと、上気して目元は潤んでいる。潤んではいるけれど、これはさっきの涙の名残ではない。
行為の続きを促していると受け取って、もう一度視線を送ると、頷いてみせてくれた。
しっかりと抱き抱えながら寝室へ移動して、身体をゆっくりとベッドに降ろす。
柔らかい唇に触れながら一枚一枚、丁寧に脱がせていく。
脱がせるにつれて色白の肌がだんだんと露になって、キャミソールの胸元からチラリと覗くブラジャーのレースの刺繍にドキリとし、その紫紺の色さえ妙に扇情的に思えた。