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きっかけは十人十色
第17章 繁忙期の予感
「フジサワコーポレーション。来月半ばに新規オープンする店があって、そこに納品したい商品があるんだって。で、うちに声がかかったと」
「ちょっと距離ありますよね、たしか」
「車で30分くらいかな。午後2時頃で良いか先方の都合聞いてみるわ」
と、田嶋先輩は受話器を手に取りダイヤルし始めた。
「…はい、かしこまりました。ではサンプルを何点かお持ちして明日(みょうにち)伺います。…はい、ありがとうございます。失礼致します」
受話器を置くと、田嶋先輩は顔をこちらに向けた。
「時間、2時でOKだって。柴崎、明日12時には帰るように頼むな」
「承知しました」
と返事をすると、手帳に予定を書き加えた。
――次の日。
予定通りに渋井工業との話を終えて、時間に間に合うように帰社できた。
「忘れ物ないよな。サンプルも積んだし」
「はい、大丈夫です」
「じゃ出発、と」
「ちょっと距離ありますよね、たしか」
「車で30分くらいかな。午後2時頃で良いか先方の都合聞いてみるわ」
と、田嶋先輩は受話器を手に取りダイヤルし始めた。
「…はい、かしこまりました。ではサンプルを何点かお持ちして明日(みょうにち)伺います。…はい、ありがとうございます。失礼致します」
受話器を置くと、田嶋先輩は顔をこちらに向けた。
「時間、2時でOKだって。柴崎、明日12時には帰るように頼むな」
「承知しました」
と返事をすると、手帳に予定を書き加えた。
――次の日。
予定通りに渋井工業との話を終えて、時間に間に合うように帰社できた。
「忘れ物ないよな。サンプルも積んだし」
「はい、大丈夫です」
「じゃ出発、と」