この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きっかけは十人十色
第17章 繁忙期の予感
運転を始めてしばらくすると、ハンドルを握って前を向いたまま、田嶋先輩が口を開いた。
「そういや、お前の彼女さんさ。木山さんって言ったっけ」
「え?はい…。あれ?」
何だかんだと話は諸々したけれど、木山さんの名前を教えた記憶はなかった。
「一昨日部屋に来ただろ?」
「来ましたけど、何で知って…」
田嶋先輩の方を見ると、ニヤニヤしている。
「あ!住所教えたの先輩…って、どこでいつ会ったんですか?訳分かんないんですけど」
「落ち着けって。会ったのは本当に偶然だよ。駅の改札でぶつかったんだけど、何かどっかで見たことある顔だなーって思ったんだよな。でも美人だから俺が忘れるはずがないなと。それで、あ、そうだそうだ。って」
先輩の口が上手いのは相変わらずだ。
スムーズにハンドルを操りながらも、ゆったりと話を続ける。
「それでちょっと話させて貰っただけ。背中は押してあげたけど、その日行けとは言ってないよ。すぐ行動起こしたのは彼女の意思だろ」
/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ