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きっかけは十人十色
第17章 繁忙期の予感
「俺、結構いい仕事したと思うんだけど。どう?」
「ありがとうございます」
「お礼は一杯奢ってくれればいいから」
営業先に向かうというのに酒の話なんて、緊張感がないなと思った。
おかげで肩の力はだいぶほぐれた。
「この仕事が無事に片付いてからですかね。飲むなら旨いの飲みたいじゃないですか」
「お、言うようになったじゃん」
「田嶋先輩のおかげですよ」
「はいはい、ありがとな。もう10分くらいしたら着くから、頭の中切り替えといて」
「はい」
襟を正して返事をすると、空気感がぴりっと変わった。
「ありがとうございます」
「お礼は一杯奢ってくれればいいから」
営業先に向かうというのに酒の話なんて、緊張感がないなと思った。
おかげで肩の力はだいぶほぐれた。
「この仕事が無事に片付いてからですかね。飲むなら旨いの飲みたいじゃないですか」
「お、言うようになったじゃん」
「田嶋先輩のおかげですよ」
「はいはい、ありがとな。もう10分くらいしたら着くから、頭の中切り替えといて」
「はい」
襟を正して返事をすると、空気感がぴりっと変わった。