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きっかけは十人十色
第18章 さじ加減は
「あー…疲れた…」
どうやら、帰ってきてからひとりごとを言うほどに疲れてしまっているらしい。浮き沈みの激しかった週末に、週始めもやはり感情の起伏があっての、週の真ん中に内容の濃い商談が2件。
誰のせいでもないのだが、誰かに試されているのだろうか。
いや、俺の心の持ちようか。
浴槽にお湯を溜めながら、夕ごはんを簡単に作ってしまおうと冷蔵庫を開いた。
豚バラ肉と使いかけのキャベツ、玉ねぎが目に入った。
豚肉のしょうが炒めが無難か?でも、回鍋肉もいけそうな気がした。
ただ、専用の調味料は用意がない。
あるもので近しい味が作れないかと思い、クッキングサイトに頼ろうと携帯を手に取った。
すると、着信があったことを示すランプが点滅している。鞄に入れっぱなしにしていた為に気がつかなかったのだ。
着信の主は木山さんだった。
10分前か…。すぐにリダイヤルをした。
どうやら、帰ってきてからひとりごとを言うほどに疲れてしまっているらしい。浮き沈みの激しかった週末に、週始めもやはり感情の起伏があっての、週の真ん中に内容の濃い商談が2件。
誰のせいでもないのだが、誰かに試されているのだろうか。
いや、俺の心の持ちようか。
浴槽にお湯を溜めながら、夕ごはんを簡単に作ってしまおうと冷蔵庫を開いた。
豚バラ肉と使いかけのキャベツ、玉ねぎが目に入った。
豚肉のしょうが炒めが無難か?でも、回鍋肉もいけそうな気がした。
ただ、専用の調味料は用意がない。
あるもので近しい味が作れないかと思い、クッキングサイトに頼ろうと携帯を手に取った。
すると、着信があったことを示すランプが点滅している。鞄に入れっぱなしにしていた為に気がつかなかったのだ。
着信の主は木山さんだった。
10分前か…。すぐにリダイヤルをした。