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きっかけは十人十色
第20章 適度な距離感
『詩乃のおやすみって声を聞いてから寝れたら、忙しくてもたぶん次の日も頑張れるなって思って。だから、えっと……そういうこと、です』
どうやら、私はとんでもないことを櫂に言わせてしまったらしい。
顔が熱い。パタパタと手団扇であおいでも、ちっとも冷める気配はない。
『詩乃さーん?実は俺も恥ずかしいんだけど、何か返してくれると助かる』
「……はい」
嬉しいのに気恥ずかしさの方が大きくて、やっと喉の奥で声が出せた。
『ふっ、声小さいよ』
笑いを噛み殺しながら言っているのが、表情を見なくても伝わってくる。
「毎日じゃなくてもいい?」
『ぶっちゃけて言うと希望は毎日だけど、お互い負担に感じるのは嫌だから。そもそも俺、そんなにマメじゃないからね』
「そうなの?意外」
『忙しくなると連絡しなくなっちゃうんだよね。それで前は浮気された』
「……そうだったの」
『でも放っておいて振られるのが嫌って思いの方が強いんだ。だからできるだけ連絡するけど、詩乃のペースでいいから連絡して欲しいなぁっていうのが本音』
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