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恍惚なる治療[改訂版]
第2章 最初の治療
事件は1ヶ月前…
『きゃあ!』
『どうしたの!?』
リビングから三雲さんの悲鳴が聞こえ、慌てて仕事部屋から出ると、キッチンには大量の水が飛び散っており、三雲さんのエプロンもびしょ濡れに…
『す、すみません…お皿洗おうとしたら、勢い良く水が出ちゃって…』
『大丈夫?脱衣所に行って、タオル使っておいで…』
『ありがとうございます…あー、ビチャビチャ…』
『……!!』
見なければ良かったのに、エプロンを脱いでる姿を少し見てしまい、シャツから彼女の身体が透けて見えてしまった…
薄いピンクの下着に、女性らしい身体つき…
『うっ…』
『さ、佐伯先生、どうされたんですか!?』
『な、何でもない…』
お腹の奥が不快感が湧き上がり、思わず口を押さえた。
彼女の性的な部分を見てしまい、5年間抑え目だった発作が出てしまった…
それから1ヶ月経過しても、症状が悪化し、彼女の前で嘔吐しそうになるのが怖くて、三雲さんとまともに顔を合わせられず、三雲さんが仕事中の間は仕事部屋に篭るようになった。
仕事を始める前に部屋の外から声を掛けてくれるが、その声が寂しそうでいつも申し訳なくなる…