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恍惚なる治療[改訂版]
第7章 乱される身体

昨夜布越しに擦り合わせた時よりも、柳川先生の熱と性器の質量が伝わってくる。
先生は2人の屹立を一纏めに握り込むと、上下に扱き始めた。

「くっ、はっ…」
「あっ、うぐっ!はぁ…」

密着した性器が擦れ合い、逃げ場の無い快楽に引き摺り込まれる…

グチュ、ヌチュ…

お互いの先端から溢れてきた精液が混ざり合い、粘ついたいやらしい音が鼓膜に響く。
口から漏れる声が乱れて大きくなり、快楽の高まりを知らせる…

「はっ、ふっ…うぅ…!」
「はぁ、はぁ…佐伯さん…僕とするの、気持ち悪くないですか?」

なぜそんな事を聞くのかとボーッとする頭の中の記憶を辿ると、カウンセリングの際、先生に対してセックスを「気持ち悪い」と話していたからだ。

今の俺は柳川先生と身体を重ね、快楽を貪り合っている…
俺にとっては女性に触れる行為より気持ち悪くい筈なのに…
俺に被さり、必死に手を動かして快楽に顔を顰める柳川先生にそんな気は一切起きない…

治療中もそうだっだが、柳川先生には性行為をされて発作が現れた事が無い…

「……気持ち…悪くない…です」
「そう、ですか…でしたら、もっと強くしてもいいですか…」




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