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恍惚なる治療[改訂版]
第7章 乱される身体
いきなり抱き寄せられ、唇を重ねて舌を捻じ込まれる…
先程までの行為が残る身体の奥底に火が着きそうになり、力一杯身体を引き離した。
誰かに見られていないか周囲を確認するも、誰1人居なかった…
「何するんですか!?誰かに見られて誤解されたらどうするんですか!?」
「僕は誤解されても良いですよ。あなたと付き合ってるって思われるなら…それに、佐伯さんの身体も欲しい…さっきのアレだけじゃ足りない…」
鼻息荒く顔を寄せてくるので、気を紛らわせる為に根本的な部分を突っ込んでみる事に。
「柳川先生と外出して、もし治療が上手くいって発作が無くなって俺が女性と付き合えるようになったらどうするんですか?」
その問いに柳川先生は軽く鼻を鳴らして、俺と目を合わせてきた。
「好きな人を他の女性に振り向かせると思ってますか?佐伯さんには日常を送れるようになって欲しいだけで、女性と付き合えるようにまで症状を改善させたいとは思ってません」
「もしもがあるじゃないですか…」