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恍惚なる治療[改訂版]
第8章 沼に溺れる

カレンダーの日曜日に赤ペンで○を付ける。

『お店なんですけど…フレンチと中華、どちらがいいですか?』

中華と耳にして、即座にテレビのグルメ番組でやっていた小籠包特集が頭に浮かんだ…

「小籠包のある中華で」
『即答ですね…小籠包ですか…分かりました。お店リサーチしておきますね』

スピーカーから、扉を開く音や何かを乱雑に置く音が聞こえてきて、柳川先生も帰宅した事を知った。
晩飯を食べ終えて、シンクに食器を置いて水に浸ける。

『それじゃあ、日曜日に会いましょう』
「はい」
『本当はすぐに会いたいんですけど、日曜日まで我慢します』
「……」
『仕事明けでお疲れでしょうから、ゆっくりお休みして下さいね』

通話を切ると、その場にへたり込んでしまった。

まただ…
心臓がモゾモゾして気持ち悪い…
最近柳川先生の事を考えると、胸とお腹が苦しくなってくる…

今までそんな状態になった事が無いから、対処の仕方が分からない…
何か病気なのか…
今度出掛ける時に柳川先生に聞いてみるか…




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