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恍惚なる治療[改訂版]
第8章 沼に溺れる
身体を反転させられ、仰向けにされると、性器を握り込んで白濁液を塗り込むように親指で刺激される。
「あっ、あうっ!」
「また大きくしてますね…佐伯さんも1ヶ月溜め込んでたんですから、我慢しないでください…」
俺に覆い被さって淫らなキスをしながら、おれがつい口を滑らせてしまったあの事に触れてきた…
「ねえ佐伯さん…夢の中で僕達はどんなセックスをしていたんですか?」
「や、それは…」
「教えて…気持ちいい事いっぱいして、快楽に溺れましょう…」
キスと下半身への愛撫と誘うような言葉で俺の頑ななセックスへの否定的な感情を和らげ、その奥へと引きずり込まれそうになる…
「…柳川さんに、身体を触られて…あっ、性器を何度も擦り合わせて気持ち良くなって…何も考えられないくらいあなたに溺れてた…」
「は、想像してた以上に僕は夢の中で佐伯さんに悪戯してたみたいですね…なら、夢で体験した行為以外の気持ちいい事をしましょうか…」
柳川さんは枕元に手を伸ばして、手の平サイズの水色の箱を手に取った。
箱から出てきたのは、水色の丸い球体で、リモコンのような物とコードで繋がっている。