この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恍惚なる治療[改訂版]
第8章 沼に溺れる
「ひ、ああああっ……」
止まる事の無い刺激に全身が震え、腰が揺れる。
だらしなく開いた口からは喘ぎ声と唾液が絶え間無く漏れ、霞んだ視界で柳川さんを見上げる…
「は、佐伯さん、凄くそそられる…」
左手でオモチャと俺のを握り直し、精液の付着した右手で自らの猛りを握って上下に擦り始める。
先程見られなかった柳川さんの欲情し、己を慰めて顔を顰める姿に一気に体温が上がり、無我夢中で柳川さんに抱き着いた。
「あ、いいっ、んふっ、出…」
「出る?僕も出そう…一緒にイキましょう…」
先端にオモチャを押し付けられ、親指で裏筋を力強く擦られ、痛みと快楽、不快感が混ざり合い、意識が混濁してくる…
柳川さんの手の動きも早くなり、目を閉じて快楽に集中している…
「出ちゃ、出る…!うううっ…!!」
「んっ、あっ…!」
身体をしならせ、頭の中で火花を飛び散らし、身体に欲望の液体をぶち撒けた…
柳川さんも身体を震わせて俺の身体に掛け、グッタリと隣に倒れ込んだ…
「はぁ、はぁ…」
「あっ、はぅ…やな、がわさ…」
柳川さんに優しく頭を撫でられていると、意識が深く沈んでいった…
深い快楽の沼に…
「おやすみ、佐伯さん…」