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恍惚なる治療[改訂版]
第10章 ただの口実
「はあ、佐伯さん…」
「ん、白いの付いちゃいますよ…」
「後でシャワー浴びるから平気です」
身体を合わせ、柳川さんは顔中にキスを落とす。
柳川さんが身体を動かすと、繋がった箇所から水音が発生する。
出したばかりで敏感になっている身体に、柳川さんの甘いキスは毒だ…
「ん、んぅぅ…」
「感じてます?あんまり可愛い声出さないで…」
「んっ!?あ、また…」
「すみません、また大きくしちゃって…もうしません、抜きますよ…」
柳川さんのが引き抜かれると、秘口が名残惜しそうにキュウと柳川さんを締め付ける。
全部出ると、ポッカリと穴が空いたようにスースーする。
「熱い…」
「うん…」
柳川さんはティッシュを抜くと、臀部を拭って性器から膜を器用に外してゴミ箱に捨てた。
俺の隣に寝転ぶと、俺に抱きついて頬擦りしてくる。
ああ…遂に柳川さんと繋がった…
何だろう、この感覚は…
「佐伯さん、怒ってます?」
「えっ、怒ってる?」
いきなりそんな事を尋ねられ、俺は聞き返した。
黙り込んだのを、怒ったと勘違いしたのか?
「どうしてですか?」
「いや、『佐伯さんの気持ちが固まるまで最後までしない』と約束したのに、我慢出来ずに挿入してしまったから…」