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恍惚なる治療[改訂版]
第10章 ただの口実
「い、いででで…」
そんな甘い余韻も、いざ身体を動かそうとしたら、全部吹き飛んだ。
こ、腰が…
「ああああ…」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃな…いて!!」
少し触られただけで激痛が走り、まともに寝返りも打てない。
「身体を温める方が腰に良いかな…しばらく休んでからお風呂に入りましょうね」
「あ、はい…」
今度は柳川さんに頭を抱えられる形で抱かれ、頭を撫でられる。
「よく頑張りましたね」
「子ども扱いですか…」
「違いますよ。挿れられる側は身体の負担が大きいから労ってるんですよ」
褒めて撫でられる事なんてこの歳でされるとは考えもしなかったので、妙にむず痒くて、嬉しかった…
「とても気持ち良かったですよ、ありがとう」