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恍惚なる治療[改訂版]
第11章 晩夏の甘い思い出
柳川さんの部屋に着くや否や、壁に押し付けられて舌を使ったキスをされる。
唾液が絡まる粘着質な音が鼓膜を震わせ、舌先から蕩ける快楽が生まれる…
「は、佐伯さんキス上手になりましたね…」
「いっぱいされるから…んっ!」
噛み付くようにキスをされ、腰を擦り合わせる。
先程出したばかりのお互いのソコは、熱を発して復活し、布越しの快楽がもどかしく、より強く擦り付けた。
「あっ、佐伯さんやらしい…自分から擦り付けて…」
「ふっ…んっ」
不思議だ…恥ずかしくて、終われば気怠くて苦しいその行為が嫌になるわけではなく、むしろどんどん欲しくなる…
「柳川さん…」
彼の名を呟いて目を合わせると、喉を鳴らして俺の手を引いた。
「ベッド行きましょうか…」
「はい…」
ベッドの上に座ると、柳川さんは帯を手にして俺の様子を確認する。
「浴衣は脱がせても平気…ですか?」
「…多分」
帯を緩めて外して、前をはだけさせた。
「大丈夫ですか?」
「うん…」
普段はズボンを脱がされると気分が悪くなるが、今日は大丈夫だ…