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恍惚なる治療[改訂版]
第12章 熱に浮かされて

うとうとと微睡んでいると、腕の中の佐伯さんがモゾモゾと動いた。
眠っている間に佐伯さんを抱き締めていたようで、慌てて身体を離した。

「佐伯さん?どうされました?」
「熱い…」

見ると、額には汗が噴き出しており、顔も赤らんでいる。

「すみません、暑かったですか…」
「いや、柳川さんの体温、心地良かったです…」
「そうですか、身体が冷えないうちに着替えましょうか」
「その前に喉乾いた…」

作業机の上に置いてあったミネラルウォーターを手渡すも、手元が震えてうまく開けられないようだ…
数時間眠ったとは言え、まだ苦しい筈だ…

「僕が開けますよ」
「すみません…」

蓋を開けて佐伯さんに差し出すと、勢い良く水を取り込んだ。
飲み込む度に上下する喉仏がセクシーで、僕も思わず喉を鳴らした…

「ありがとうございます…」

お礼を言うと、佐伯さんはシャツを脱ぎ、ズボンに手を掛けて一気にずり下ろした…

「ちょ…!?」

下着も一緒に脱いだので、佐伯さんの性器が露わになる…
しかも、反応してる…!



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