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恍惚なる治療[改訂版]
第14章 古傷

寝る時間となり、柳川さんには隣に来客用の布団を敷いてもらい、そこで寝てもらう事にした。
一緒にベッドで寝るわけではない、俺のベッドがシングルサイズ狭く、柳川さんの寝相があまり良くない事、今の俺の状態から判断し、別々に寝る事に。

「すみません、明るくて…すぐ寝るんで、そしたら電気を消して下さい」
「はい」

ベッドに入り、瞼を閉じると柳川さんが話し掛けてきた。

「佐伯さん、まだ寝ていませんか?」
「はい」
「もし、古傷が痛むなら僕に言って下さいね」
「古傷…」
「そうなったら、僕はあなたが安心出来るまで撫でてあげます。手を繋いだりハグをしたり、それで佐伯さんが落ち着くなら僕を利用して下さい」
「利用だなんてそんな…俺達は恋人同士なんでしょ?そんな風に言わないで下さい…」

利用という言い方は嫌だ…
でも、本当の事が言えない俺が悪いのだろう…
柳川さんに言えるだけの精神状態に戻りたい…



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