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セイドレイ -re:BORN-
第1章 プロローグ
こんもりとした土手に、ぷっくらとした肉厚の大陰唇。
そこはうっすらと紅潮してはいるものの、黒ずみなどの目立った色素沈着は見られない。
下品な形容をするならば、「モリマン」といったところか。
強いて言うならば、これも亜美のコンプレックスのひとつである。
本山のジャージ越しに荒らされたその秘部は、ワレメからほんの少しピンク色の花弁がはみ出ており、すでにジットリと湿り気を帯びていた。
「──メスのにおいがプンプンするぜ?こんなに濡らしやがってよぉ。もう準備万端って感じか?」
口では余裕のある素振りを見せている本山であるが、その肉棒は暴発寸前。
すでに乾き始めた亜美の愛液にとって代わるかのように、自身が分泌する大量の先ばしり汁はボクサーブリーフとジャージの二層の隔壁を貫通し、透明の液体が染み出していた。
そして陰部に鼻を近づけた本山は、そこから漂う妖しい香りを嗅ぎ漁る。
汗と少しの尿臭に混ざるムンとした甘いメスのフェロモンが、この中年教師を否応にも焚きつけるのだった──。
「──あーもう辛抱たまらんっ!高崎っ…!!」
本山はあわてた様子で、ジャージとボクサーブリーフを脱ぎ捨てる。
亜美の白肌とは対照的な、浅黒く日焼けした本山の下半身。
生い茂る陰毛を中心点とし、体毛が渦を巻くように生え散らかすかなりの毛深さだ。
その中央に鎮座する陰茎は限界まで膨張しているにもかかわらず、亀頭の半分は包皮で覆われてしまっている。
竿の長さこそ18cmを誇る巨根ではあるものの、それだけが取り柄といったようなふてぶてしいだけの仮性包茎。
亜美はスコートをまくり上げたまま、その赤黒くグロテスクな男根の鈴口から淀みなく滴るカウパー液を眺めていた。
そしてこれから起こりうることを想像し、心の中でこうつぶやいたのだった──。
(どうしてわたしばかり、こんな目に遭うの────)
セイドレイ -re:BORN-
運命は何度でも生まれ直す。
それがたとえ、悲劇だったとしても──。