この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
透明な炎
第3章 な
「誰か紹介してよ!」

ため息をつきながらそう言うけど

「俺が?無理!」

そもそも!
社内では無理だって分かってる。

私より年上のいい男たちはみんな既婚者だし
年下の男たちはすでに主任の役職がついた私に遠慮しそう・・・

「結婚って思い通りに行かないものよね」
「全くな」

よく言うわ。
可愛い専業主婦の奥さんと休みは銀座のくせに。

「梅雨も明けたし、明日エノスイいかねぇ?」
「エノスイ?」
「あぁ、足伸ばそうぜ」

エノスイって江の島水族館?

「安西、一昨日クラゲに癒されたいって言ってたじゃん?」
よく覚えてるな。
「エノスイのクラゲ、見に行こうぜ」

良いけどさ?良いけど・・・

「あんた土日の両方でかけて平気なの?」
「ん?この週末仕事入れてねーよ?」

いや、仕事じゃなくてさ。
仕事じゃなくて・・・

「まさか、お前明日海外と会議入れてんの?」

入れてないけどさ。
どんだけ私のコト仕事中毒だと思ってんのよ。

「入れてない」
「じゃぁ、行こうぜ。何時に待ち合わせる?」

行かない。

その一言は、飲みこんだ―――
/38ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ