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第1章 占領された国の一幕

鳴の装備は、
サバイバルナイフ
カーキ色のタンクトップ
デニムパンツ。
デニムパンツは、防御力こそ乏しいが市民との接触時に威圧感を与えるものではない。市民への物資配布なども担う鳴はデニムパンツで任務にあたることが多かった。

揃いの下着は、慕うレジスタンスのボスに抱かれた時のために…と彼女お気に入りのもの。黒を基調としてレースや飾りがあしらわれている。ビキニラインも深くセクシーな部類だろう。


董卓はボクサーブリーフ一枚。
だが、まさに巨岩のような肉体。
ブリーフの中心のビール瓶ほどの膨らみが鳴の視界に押し入る。

鳴の部下たちは拘束されたままリング脇に座らされ、それを董卓の300人ほどの部下が下卑た笑いを浮かべ、自動小銃片手に取り囲む。
が、全員の視線がリングに立つ鳴に注がれている。
ゴングを待ち望む董卓と野獣たち。

もう引くに引けない。

ゴング。