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占領された国の一幕
第1章 占領された国の一幕
「こんなことをしても、どうにもならないわよ(笑)」
と嘲笑気味に強がって見せる鳴。

が、徐徐に、確実に、快感が呼び起こされていく。

「無駄なこと、やめたら?」

「こんなことで…っっ!っ!」

「…こんっなこと意味なぃんっ!」

不覚にも びくっ と。
言葉が段々と弱々しくなってしまう。

「もう感じ始めたか?卑猥な女だな」

見下された言葉にプライドを喚起させ反論する。

「…感じるわけないでしょ(笑)」
と余裕の笑みを演じて見せる。

「ッンっ!っっくっ…クッ…ッんっ!」

しかし、それ以上、反論できない。しようとすると…。

「やっめなさぃっんっ!…ひっきょ…ぅ…ひきょうっ!ん!ものぉぉっ!!」
(「やめなさい、卑怯者!」)

言葉にならない声。
リング下の喚声はますます大きくなる。

震える体。
びくっびくっ

「感じてるなぁ?ん?」
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