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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第20章 毒
目の前に人影がなくなると、リースは自然と強張っていた身体から力を抜いた。
そして、机の上に乗っている地図を睨みつけると、どうしたものかと両腕を組んだ。
地図の上には、味方陣営と敵陣営を模した色違いの木の駒が乗っている。先ほどの作戦会議の際、これらを使って説明をしていたのだ。
リースは駒の一つを手に取ると、地図上の道に沿わせながら小さく唸った。駒は彼女の悩みを表すかのように、行ったり来たりを繰り返している。
その時、地図に影が降りた。
背後に立つ気配を感じ、リースは険しい表情のまま後ろを振り返る。
そこには、
「リース隊長、何を難しい顔をしているのですか?」
副長であるレフリール・バースが、穏やかな笑みを浮かべて立っていた。すっと彼女の横に並ぶと、手に持っていた書類の束を机の上でトントンと叩く。
どうやら、一人残って作戦会議後の片づけをしてくれているらしい。
そして、机の上に乗っている地図を睨みつけると、どうしたものかと両腕を組んだ。
地図の上には、味方陣営と敵陣営を模した色違いの木の駒が乗っている。先ほどの作戦会議の際、これらを使って説明をしていたのだ。
リースは駒の一つを手に取ると、地図上の道に沿わせながら小さく唸った。駒は彼女の悩みを表すかのように、行ったり来たりを繰り返している。
その時、地図に影が降りた。
背後に立つ気配を感じ、リースは険しい表情のまま後ろを振り返る。
そこには、
「リース隊長、何を難しい顔をしているのですか?」
副長であるレフリール・バースが、穏やかな笑みを浮かべて立っていた。すっと彼女の横に並ぶと、手に持っていた書類の束を机の上でトントンと叩く。
どうやら、一人残って作戦会議後の片づけをしてくれているらしい。