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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第20章 毒
リースは再び地図に視線を戻すと、親指の爪を噛みながらレフに尋ねた。
「上層部は、この街道を使って攻めろと指示してきたんだが……、もっといい方法がある気がしてならない」
「なるほど。それで隊長は、どのようにお考えなのですか?」
レフが、開け放たれた窓を閉めながら問う。
再びリースの眉間に皺が寄り、唸り声が響き渡った。味方を示す駒を手に取り、脳内でシミュレートする。
その時、彼女の中でいい案が閃いた。と同時に、扉の施錠音が響き渡った。
(鍵が閉まる音? 何故?)
不自然に響いた音に対し疑問が浮かんだが、レフの言葉が彼女の思考を引き戻した。
「……で、考えはまとまりましたか?」
「えっ? ああ……」
ついさっきまで横にあったはずのレフの気配を背後に感じ、リースの驚きが声色に出てしまう。
「上層部は、この街道を使って攻めろと指示してきたんだが……、もっといい方法がある気がしてならない」
「なるほど。それで隊長は、どのようにお考えなのですか?」
レフが、開け放たれた窓を閉めながら問う。
再びリースの眉間に皺が寄り、唸り声が響き渡った。味方を示す駒を手に取り、脳内でシミュレートする。
その時、彼女の中でいい案が閃いた。と同時に、扉の施錠音が響き渡った。
(鍵が閉まる音? 何故?)
不自然に響いた音に対し疑問が浮かんだが、レフの言葉が彼女の思考を引き戻した。
「……で、考えはまとまりましたか?」
「えっ? ああ……」
ついさっきまで横にあったはずのレフの気配を背後に感じ、リースの驚きが声色に出てしまう。