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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第5章 解毒①
この辺りは、つい先日まで戦場だったため、戦いの爪痕が色濃く残っていた。今のところ、道を急ぐ人間はレフたちだけだ。
(解毒をするには……、人目のつかない場所が必要だ)
周囲に視線を巡らせ、馬を走らせる。
辺りは薄暗くなっているため、光があるうちに休める場所を見つけなければならない。
レーンドラの毒は遅効性だが、激痛の間隔が短くなると、危ないと言われている。
今のところ、痛みはなさそうだが、安心はできない。
切なげに眉の間にしわを寄せて、ぐったりと身体を預けるリースの様子を、心配そうに見つめた。
その時、小さな小屋が視界の端に映り込んだ。
戦いの最中に、休息場所や物資置き場として作られたものだろう。
(あまり中の状態は期待できそうにないが……、今は贅沢を言っている場合じゃないか)
リースを支える腕に力を込めると、小屋へと馬を走らせた。
(解毒をするには……、人目のつかない場所が必要だ)
周囲に視線を巡らせ、馬を走らせる。
辺りは薄暗くなっているため、光があるうちに休める場所を見つけなければならない。
レーンドラの毒は遅効性だが、激痛の間隔が短くなると、危ないと言われている。
今のところ、痛みはなさそうだが、安心はできない。
切なげに眉の間にしわを寄せて、ぐったりと身体を預けるリースの様子を、心配そうに見つめた。
その時、小さな小屋が視界の端に映り込んだ。
戦いの最中に、休息場所や物資置き場として作られたものだろう。
(あまり中の状態は期待できそうにないが……、今は贅沢を言っている場合じゃないか)
リースを支える腕に力を込めると、小屋へと馬を走らせた。