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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第7章 解毒③
(ああ……、レフの指……すごく……いい)

 太い指から与えられる蕾への刺激が、彼女の脳と下腹部をもどかしく揺らす。羞恥も抵抗も全て奪われ、ただ目が回るような快楽の波が、リースを翻弄した。

 そんな隊長の姿を、レフは肩で息をしながら嬉しそうに見つめていた。

(このままいけば、問題なく解毒が出来る。隊長の命も……助かる)

 解毒の終わりは、自分との別れも意味していたが、考えないようにした。

 少しでも多く記憶に残そうと、快楽に身を委ねる淫らな姿を、逸らすことなく見つめ続ける。

「さっきまで、死ぬと言ってたあなたはどこに行ったのですか? 気持ち良さそうに声を上げて……」

 少し煽るようなレフの言葉。
 彼自身は、ちょっとしたからかいのつもりだったが、リースにとっては突き刺さるものだった。

 気持ちよさそうに蕩けていた瞳が、みるみるうちに涙で潤んだ。

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