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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第7章 解毒③
「ああっ……、そっ……それは……。ご、ごめんな……さい……。ごめんなさい……」

 欠片ほど残ったリースの理性が、謝罪させる。
 自分が性に溺れてしまった恥ずかしさと悔しさを思い出し、彼に対する申し訳なさから涙が零れた。

 レフは、慌てて言葉を繋いだ。
 彼女を、責めるつもりで言ったわけではなかったからだ。

「すみません、隊長……。あなたを責めたわけじゃない。抱かれることより、死を選んだあなたが、こうして俺を求めてくれていることが……嬉しかっただけなんです」

「ほん……とう……?」

 不安そうに、彼の赤い瞳を覗き込みながら、リースは問う。
 レフは答える代わりに、頬を伝う涙を指で拭いとると優しくキスをした。
 
 柔らかな密着はすぐさま激しいものへと変わり、淫靡な音を立てて絡み合う。リースの中の不安はたちどころに、口内を蹂躙させる悦びに塗り替えられた。

 唇を貪りながら、レフはリースの服の中に手を入れた。
 そして中の肌を楽しむように、ゆっくりタンクトップをめくり上げる。

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