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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第7章 解毒③
 表情はより恍惚的となり、舌を絡ませながらも洩れる嬌声は、レフの理性を麻痺させるように甘さを増す。

 更なる快楽を得ようと、唇を話したリースがおねだりをした。

「あっ……あっ……、レフ……、もっと、んっ……強く……」

「こう……?」

「んあぁっ! いいっ……、あうっ……、すごくいいの……」

 弄ぶ指に力が加わり、白い身体がピクンと跳ねた。

 求めた刺激が身体中を駆け巡り、脳内を真っ白に染め上げる。

 レフから与えられる快楽で頭が真っ白になりながらも、秘所がヒクつき、蜜を垂らしながら、彼を受け入れようと身体が準備を進めているのが分かった。

(私……おかしくなってしまってる……。こんなの……こんなの私の身体じゃない……)

 啼きながら腰を揺らし、リースの欠片残る冷静な部分が叫ぶ。

 しかしすぐさま唇がふさがれ、求められるがまま舌を受け入れ絡み合わせると、口の中で響く唾液の音がリースの思考を奪った。代わりに、蕩けるような快楽が脳内を支配する。

 唇を奪われ、胸を揉みだかれ、身体のいたる場に悦びを刻み込まれながら、収まる事のない愛欲の波にただ翻弄され続けるしかなかった。
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