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第8章 解毒④

　甘い言葉と、耳たぶに這い上がる舌の感覚に、リースは身体を小さく震わせた。秘所が、早く受け入れたいと切なく疼き、新たな蜜を垂らした。

（こんなことになってるところ……、レフに見られたら……）

　布の下に溢れているであろう自身の痴態を想像すると、身体が熱くなる。
　しかしその熱の正体は、羞恥でもやましさでもなく、更なる快楽への期待感から来ていたものだった。