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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第1章 救出①
強い口調でリースの言葉を遮ると、レフは手慣れた様子で拘束を解いた。
縛から解放され、鍛えられながらも女性らしい曲線を描いた身体が、彼の手によって抱き上げられる。
その時、
「ん……あ……」
肌に触れる、力強い手。
リースの身体に、今まで感じたことのない刺激が走ったかと思うと、悩ましい声が洩れた。
この場に相応しくない甘い声に、レフの心臓が戦いとは違う高鳴りとして反応を見せる。
しかし、
(何を考えてるんだ! 今は隊長救出が優先だ)
すぐさま健全な思考に戻すと、何を最優先すべきか思い出す。
ぐったりと身体を預ける細い身体を抱き直すと、瞳と同じ深緑の長い髪からふわっと女性の甘い香りがした。
落ち着いたと思ったレフの心音が、再び暴れ出す。
(しっかりしろ、自分!)
レフは自身を叱咤すると、混乱する敵陣営を後にした。
縛から解放され、鍛えられながらも女性らしい曲線を描いた身体が、彼の手によって抱き上げられる。
その時、
「ん……あ……」
肌に触れる、力強い手。
リースの身体に、今まで感じたことのない刺激が走ったかと思うと、悩ましい声が洩れた。
この場に相応しくない甘い声に、レフの心臓が戦いとは違う高鳴りとして反応を見せる。
しかし、
(何を考えてるんだ! 今は隊長救出が優先だ)
すぐさま健全な思考に戻すと、何を最優先すべきか思い出す。
ぐったりと身体を預ける細い身体を抱き直すと、瞳と同じ深緑の長い髪からふわっと女性の甘い香りがした。
落ち着いたと思ったレフの心音が、再び暴れ出す。
(しっかりしろ、自分!)
レフは自身を叱咤すると、混乱する敵陣営を後にした。