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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第11章 解毒⑦
 初めてなのかと問われ、リースの顏が耳元まで真っ赤に染まった。

 自身の経験が浅いと指摘されたようで、恥ずかしかったのだ。同時に、男性経験があるように思われていたことも、少しショックだった。

(あれだけ酷い姿を見せてたら……、そう思われても当然……か……)

 今まで散々乱れ、浅ましいを醜態見せたことを思い出すと、頬の熱が増す。
 しかしすぐさま彼の指と舌の感覚が思い出され、欲情が羞恥心を塗り替えていった。
 
 火照る身体を持て余しながら、リースは顔を覆った指の間から、恥ずかしそうに問う。

「初めてだったら……だめ?」

 少し困った表情と言葉の破壊力に、レフの理性が飛んだ。

(可愛い……、堪らない……、ぜんぶ欲しい……)

 顔を覆う両手を組み伏せると、貪るようにリースの舌を吸い、唾液と共に絡ませる。

 夢中で彼女の口内を味わいながら、指で真っ赤に染まった耳を弄った。耳の穴周辺を探ると、リースの身体がピクッと震え、唇の端から甘い反応が洩れる。
 
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