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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第2章 救出②
「ここなら、もう大丈夫でしょう」
馬から降りると、レフは馬上にいるリースに声をかけた。
二頭の馬を用意していたのだが、彼女の身体の自由がきかないので二人で乗って来たのだ。
さすがに外に出るため、リースは敵から剥ぎ取ったズボンをはかされ、副長の上着を羽織っている。彼女の手が袖から出ないのを見ると、かなりサイズが大きいようだ。
(まるで……、レフに包まれているようだな)
想像すると、下部辺りが切なく締め付けられる感覚が襲った。
それは収まるどころか、馬の振動も相まって強くなる。
意図しない身体の異変に、リースの頬が紅潮した。唇から洩れる呼吸が、無意識に荒くなる。
「もうここは我々の領土内です。敵もここまでは追ってこないはず。味方陣営はまだ距離がありますが、馬でもう一走りすれば……」
たどり着くだろう、と言葉を続ける前に、リースの身体がぐらっと揺れたかと思うと、馬からずり落ちた。
馬から降りると、レフは馬上にいるリースに声をかけた。
二頭の馬を用意していたのだが、彼女の身体の自由がきかないので二人で乗って来たのだ。
さすがに外に出るため、リースは敵から剥ぎ取ったズボンをはかされ、副長の上着を羽織っている。彼女の手が袖から出ないのを見ると、かなりサイズが大きいようだ。
(まるで……、レフに包まれているようだな)
想像すると、下部辺りが切なく締め付けられる感覚が襲った。
それは収まるどころか、馬の振動も相まって強くなる。
意図しない身体の異変に、リースの頬が紅潮した。唇から洩れる呼吸が、無意識に荒くなる。
「もうここは我々の領土内です。敵もここまでは追ってこないはず。味方陣営はまだ距離がありますが、馬でもう一走りすれば……」
たどり着くだろう、と言葉を続ける前に、リースの身体がぐらっと揺れたかと思うと、馬からずり落ちた。