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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第14章 想い①
どれくらい時間が経ったのかは分からない。
微睡みの中を漂っていたリースの意識が、ゆっくりと現実に向かって浮上していく。
薄っすら開かれた瞳の向こうに、ゆらゆらと揺れる光が見えた。
光の元は、ランタン。
どうやら外はまだ、闇に包まれているらしい。
(私は……、今まで一体何を……)
意識がはっきりしない。
思考の霧を払うように頭を軽く振ると、ゆっくり上半身を起こした。
上にかけられていた布が滑り落ち、何も身に着けていない肌が空気に晒される。まだ恥ずかしさを感じるほど、覚醒してないようだ。
しかし、身体の異変には気づいたらしい。
「んっ……、痛いっ!」
走った違和感に、思わず顔をしかめ声が出る。
微睡みの中を漂っていたリースの意識が、ゆっくりと現実に向かって浮上していく。
薄っすら開かれた瞳の向こうに、ゆらゆらと揺れる光が見えた。
光の元は、ランタン。
どうやら外はまだ、闇に包まれているらしい。
(私は……、今まで一体何を……)
意識がはっきりしない。
思考の霧を払うように頭を軽く振ると、ゆっくり上半身を起こした。
上にかけられていた布が滑り落ち、何も身に着けていない肌が空気に晒される。まだ恥ずかしさを感じるほど、覚醒してないようだ。
しかし、身体の異変には気づいたらしい。
「んっ……、痛いっ!」
走った違和感に、思わず顔をしかめ声が出る。