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第2章 出席番号１　アキト（秋人）

＊＊＊＊＊事務所の外に出されたゴミ袋の中＊＊＊＊＊

シュレッダーにかけられた紙くずの中の、ひとかたまりを復元してみると

最終課題の具体的なクリヤのしかたは、次の通りです。

目標の男子を１００％自分に夢中にさせること。
小春さんは顔はともかく、カラダは素晴らしく可愛いので、全裸になれば男子はほとんどが魅了されると思います。つまり「カラダがかわいい」を男子が１００回言えば、クリヤです。
小春さんは不思議に思うかもしれませんが、カラダも女子の人格の一部です。男子がカラダ目的だからと言って、人格を無視しているわけではありません。女子のカラダを本当に愛せる男子は、女子の人格を愛していると言えるのですよ。

生入れ中出しとは、男子の精子を女子のアソコの穴の中に入れることではありません。男子の体液であれば、なんでもいいです。具体的には、男子の陰茎から出るカウパー腺液を小春さんの肌の毛穴の中に入れれば、クリヤです。指で触れてもらえばいいです。

届けた＜ピル＞は、男子用です。これを飲ませると、その前３日間のエロ記憶が消えます。小春さんに言い寄ってくる男子のほぼ全員が、エロ目的だと思うので、完ぺきです。カウパー腺液に指で触れた直後に、飲ませてください。精力増強剤とでも言えばいいでしょう。
なお、女子が飲んだ場合は、効用は不明です。エロ記憶が消えることはないし、副作用はないと思いますが、もし誤飲した場合は速やかに連絡をください。

事務所からのクリヤ音を聞き逃さないようにお願いします。ピンポンが３分間鳴り続けます。そのピンポン音が鳴りやんだ時に、録音録画装置を遠隔操作でオフにします。その間に、上記の作業を済ませてください。

クリヤした後、もし日程に余りがあれば、その場所で自由に過ごしてください。事務所からは、次の男子ミッションの初日の朝に、また連絡します。


この紙は、ピルと共に小春に届けられるはずだった…。
そして、届けられた丸薬は、じつは誤送であった。本物は、ゴミ箱の中。
それでは、届いた丸薬は…。
＜催淫剤＞
それも、女子用の淫欲増強剤であった。