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あの時、あのBARで
第2章 BAR・Remembrance
「お客様、よろしかったらお荷物、カウンターの下に棚がありますのでそちらに・・」
バーテンから言われるままにカウンターの下をまず手でまさぐると、
バッグを収納できる棚があった。
確認した後バーテンに向かってちょこんと頭をさげバッグを置こうとした時、
あっ!という小さな叫びが耳に飛び込んだ。
「あの、お客様、そのバッグ」
バーテンはカウンターを乗り越えそうな勢いで身を乗り出し、私のバッグを凝視した。
「もし間違っていたら申し訳ありません。
あの時の、リサイクルショップで見つけたバッグが
ご自分の買ったものだと声をかけてらしたお客様ではありませんか?」
私と雅也に交互に視線を送りながら、少し興奮気味のバーテンが声を弾ませた。
「そうです!あの時のバーテンさんですか?」
雅也も高揚した気持ちを抑えられないような上ずった声を出し、
私は思わずうわぁとひきつった声を漏らした。
バーテンから言われるままにカウンターの下をまず手でまさぐると、
バッグを収納できる棚があった。
確認した後バーテンに向かってちょこんと頭をさげバッグを置こうとした時、
あっ!という小さな叫びが耳に飛び込んだ。
「あの、お客様、そのバッグ」
バーテンはカウンターを乗り越えそうな勢いで身を乗り出し、私のバッグを凝視した。
「もし間違っていたら申し訳ありません。
あの時の、リサイクルショップで見つけたバッグが
ご自分の買ったものだと声をかけてらしたお客様ではありませんか?」
私と雅也に交互に視線を送りながら、少し興奮気味のバーテンが声を弾ませた。
「そうです!あの時のバーテンさんですか?」
雅也も高揚した気持ちを抑えられないような上ずった声を出し、
私は思わずうわぁとひきつった声を漏らした。