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残像
第1章 蜩

私は、軽く「あぁん」と言ってみた。感じてるけど、もっとしての意味を込めて。


彼は、愛おしそうに、一度、私の顔を見て、

(いいんだね?)

という風に、また優しく笑った。


もう一度、キスする。

未だ、歯を磨いていないし、先程の貪りで、少し口臭を感じる。でも、それは、お互い座だし、百も承知だ。


彼は、パンツの中に手を入れるのではなく、両手でパンツを脱がせにかかった。

嬉しかった。もう、一度見られている陰部だ。恥ずかしさは、消え、もっと見て!ペニスを挿れる前に、指で十分に好きなようにして!


パンツを脱がされた後は、更に思い切り脚を開いた。

彼は、膣に指を挿れてきた。想像だけで、しっかり濡れている私の膣は、激しく出し入れされたがり、脚をM字にするよう、脳に指令を出した。彼は、私の鮑の前に顔を落とし、私の希望通り、私の膣に指を挿れたり出したりこすってくれている。

(1本じゃイヤ。2本にして)

でも、その願いは、いつまで経っても届かない…


(クリだって刺激して欲しい。クンニは望み過ぎ?)

そんなことを考えているうちに、彼は、ペニスを挿れるつもりになっているのか、上体を上げてきた。

(イヤ、イヤ。もっと触って!)

私は、未だ挿れさすまいと、彼のペニスを探った。


先程より、柔らかくなっている。

(チャァンス!)

私は、身体を横向きにずらした。こうすれば、後ろから膣に挿れてくれるかも知れないと思ったからだ。



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