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嘘の数だけ素顔のままで
第5章 去勢【4】
 下はだめ……我慢できなくなっちゃう、

 その声は聞き違えるはずがなかった。ヒタチノゾミだ。


 ノゾミはここ責められるとだめだもんな、

 その声の主は『先生』で確定だった。


 やだ……『先生』……だめ、

 お前さあ、コトブキのこと好きなの?

 好きじゃありません、信じてください、

 だったら、

 コトブキは魂が抜けたような息を吐いた。職業訓練が始まってきょうで四日目だよな、とコトブキは思った。信じられなかった。


 だめ、きょうはゴムつけてくれるって約束、

 うるさい、

 しかも、ヒタチノゾミと『先生』の関係はもっと前から始まっているようだった。「だめ、きょうはゴムつけてくれるって約束」というヒタチノゾミの甘い声がコトブキの頭の中で反響し繰り返して再生された。


 だめだってばあ、

 ヒタチノゾミの服装を皺くちゃにする気配から『先生』の手が如何に興奮しているか伝わってくる。地団駄を踏むようなスリッパの音がした。もつれあう吐息がドア越しにはっきり聞こえるようになってきた。


 コトブキは腰が引けて前屈みになっていた自分に気がついた。スーツのジャケットの釦をはずして屹立に触れた。触れた途端に痛みが走るほど屹立が脈打った。今自分がどんな顔をしているのかさえコトブキは想像つかなかった。


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