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恋 と 愛 と 思い出 と
第1章 1st 美月と朝陽
「っあ…ん、…ゃんーーッァん」
甘い口付けに、漏れる吐息。
朝陽に返す答えを誤魔化していく。
「そうやって、誤魔化していいから。…もう止めないよ。」
息が上がった朝陽が、そう呟く。
わたしももう、止める気はなかった。
今まで身体を重ねた中で、1番早い手つきで。
朝陽はわたしの服を剥ぎ取っていった。
躊躇わせる間を与えない、彼なりの優しさ。
脱がされる合間に、わたしも彼の服に手をかけた。
ネクタイを解く。
シャツのボタンをひとつずつ外す。
シャツを引き抜く。
ベルトに手をかける。
その手が止められる頃には、
わたしはもう下着しか身につけていなかった。
「へぇ、こんな淡い色の下着、するようになったんだ?これも婚約者の趣味?肌の白い美月に似合うのは、濃い色の下着なのに。」
まじまじと見下ろされることに恥ずかしくなり、身体を隠す。
「ああ、隠しても無駄だよー、イヤラシイ大きなコレ、美月の細い腕じゃ隠れないの、自分でもわかってるでしょ。」
いつのまにか下着姿になった朝陽は、わたしの両腕を取ってベッドに押さえつけた。