この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火-Akane-
第2章 恋をしていた
夜眠る前に、自分の乳房を触る癖がついてから、数週間が過ぎた。
なんとなくだけど、いけないことをしている気がして、やめようと思うのに夜になると勝手に手が伸びた。
私って変なのかも…
だけどこんなこと、誰にも聞けるわけないから、秘め事として続けていた。
そんなある日、放課後みんなでワイワイしていたら、またサッカー部のみんなが教室に来た。今回はエッチな本はなくて、ホッとしたような残念なような、複雑な気持ちになった。
初めは担任の悪口とか、部活の話とかしていたけど、だんだん悪ノリしてエッチな話になるのはいつものこと。
…なんだけど
「あいつ一人でヤッてるらしーぞ」
という一言に、思わずビクッと反応してしまった。
それはここにいる誰かのことを言っているわけではなかったのに、毎日"いけない事"をしている私は、つい反応してしまった。
そんな私の挙動を不審に思ったみんなが、一斉に私を見た。
なにかうまく誤魔化さなきゃ。
そう思えば思うほど、言葉は出てこない。
「え、茜もしかして?」
笑いながら言われたけど、どうにもうまく返せない。
どうしよう
ここで暴露するべき?毎晩してますって?
いや、絶対無理…
その時だった。
「人に言う前におまえやってんだろ」
と言う声が聞こえて、振り返るとそこに立っていたのは
相原陸
後に深いお付き合いになるなんて
この時は微塵も思っていなかった。
なんとなくだけど、いけないことをしている気がして、やめようと思うのに夜になると勝手に手が伸びた。
私って変なのかも…
だけどこんなこと、誰にも聞けるわけないから、秘め事として続けていた。
そんなある日、放課後みんなでワイワイしていたら、またサッカー部のみんなが教室に来た。今回はエッチな本はなくて、ホッとしたような残念なような、複雑な気持ちになった。
初めは担任の悪口とか、部活の話とかしていたけど、だんだん悪ノリしてエッチな話になるのはいつものこと。
…なんだけど
「あいつ一人でヤッてるらしーぞ」
という一言に、思わずビクッと反応してしまった。
それはここにいる誰かのことを言っているわけではなかったのに、毎日"いけない事"をしている私は、つい反応してしまった。
そんな私の挙動を不審に思ったみんなが、一斉に私を見た。
なにかうまく誤魔化さなきゃ。
そう思えば思うほど、言葉は出てこない。
「え、茜もしかして?」
笑いながら言われたけど、どうにもうまく返せない。
どうしよう
ここで暴露するべき?毎晩してますって?
いや、絶対無理…
その時だった。
「人に言う前におまえやってんだろ」
と言う声が聞こえて、振り返るとそこに立っていたのは
相原陸
後に深いお付き合いになるなんて
この時は微塵も思っていなかった。