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恋花火-Akane-
第2章 恋をしていた
相原陸は違うクラスだったけど、学年の中で結構目立っていたから知っていた。
サッカー部だけど、放課後の集まりには来たことがなくて、この時初めて教室に来た。
相原陸の登場により、その場は沸いた。
密かに女子の人気を集めていた彼は、一瞬で空気を変えた。そのおかげで、私に集まっていた視線は逸らされた。
…助かった。
助け舟を出してくれたのか、たまたまなのか。
わからないけれど、私は心の底から安心していた。
もしそんないけない事をしているとバレたら、せっかく出来た友達に嫌われるかもしれない。
仲良し四人組から外された時みたいに_____
ホッと胸を撫で下ろしたその日の帰り道。
カンナと歩いた。
さっきのことなんて、もうすっかり忘れていた私は油断した。
「さっきの話なんだけどさ」
「なに?」
「茜、もしかして一人でしたことある?」
いきなりの質問に思わず
「うん」
そう、返事をしてしまった。
サッカー部だけど、放課後の集まりには来たことがなくて、この時初めて教室に来た。
相原陸の登場により、その場は沸いた。
密かに女子の人気を集めていた彼は、一瞬で空気を変えた。そのおかげで、私に集まっていた視線は逸らされた。
…助かった。
助け舟を出してくれたのか、たまたまなのか。
わからないけれど、私は心の底から安心していた。
もしそんないけない事をしているとバレたら、せっかく出来た友達に嫌われるかもしれない。
仲良し四人組から外された時みたいに_____
ホッと胸を撫で下ろしたその日の帰り道。
カンナと歩いた。
さっきのことなんて、もうすっかり忘れていた私は油断した。
「さっきの話なんだけどさ」
「なに?」
「茜、もしかして一人でしたことある?」
いきなりの質問に思わず
「うん」
そう、返事をしてしまった。