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恋花火-Akane-
第4章 もしかしたら、嘘
「…バレたくないから、あんな風に言ったの。傷つけたならごめんね」
その日の放課後
カンナと高台で話をした。
誰にもバレない場所だったから。
そこでカンナは私に、ごめんねと言ってきた。
最近の母親の反応からも
女の子同士のあれこれは
よく思われないんだと知っていたから
カンナがあんな風に言うのも仕方がないと思った。
だから私も
「気にしてないよ」
と答えた。
「誰にもバレないように、エッチなことはここでだけ。ね?」
カンナにそう言われて
私はそれでもいいって思って、頷いた。
そして、春。
いつものようにカンナとキスをした。
約束を守って、高台で。
______パキッ
微かに音がして、振り返った。
そうしたら、そこに立っていたのは
相原陸
サッカー部
スイ君の友達だ。
その日の放課後
カンナと高台で話をした。
誰にもバレない場所だったから。
そこでカンナは私に、ごめんねと言ってきた。
最近の母親の反応からも
女の子同士のあれこれは
よく思われないんだと知っていたから
カンナがあんな風に言うのも仕方がないと思った。
だから私も
「気にしてないよ」
と答えた。
「誰にもバレないように、エッチなことはここでだけ。ね?」
カンナにそう言われて
私はそれでもいいって思って、頷いた。
そして、春。
いつものようにカンナとキスをした。
約束を守って、高台で。
______パキッ
微かに音がして、振り返った。
そうしたら、そこに立っていたのは
相原陸
サッカー部
スイ君の友達だ。