この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火-Akane-
第2章 恋をしていた
次の日
学校へ行って、いつもみたいにカンナにおはようって言ったら、なぜかカンナは笑わなかった。
いつもは、笑っておはようって言ってくれるのに。
そんな態度の理由がわからず、立ち尽くしている私に、「私の好きな人知ってるのになんで?」と、カンナは言ってきた。
言われた瞬間、すぐには理解できなかった。
____あ、もしかして、昨日の?
たった一瞬だけ話したけど、あの事かな。それしか考えられない。
カンナはその日、私と一緒にいてくれなかった。
苦しくて、悲しくて堪らなかった。
このままもしかして
話せないのかな
二人だけの秘密の話も
エッチな本をこっそり見る時間も
親友だからって言ってくれたことも
全部全部なくなるの?
「カンナ!待って!」
帰ろうとしていたカンナを呼び止めた。
これからどうなるかとか、カンナの気持ちとかは考えられなくて
私の気持ちだけが溢れ出た瞬間だった。
「カンナ、ごめんね」
嫌な思いをさせたことを謝って、そして私は
「私が好きなのは、カンナだから」
私はきっと、ずっと前から、カンナのことが好きだった。
友達じゃなくて、親友じゃなくて
恋をしていた。
学校へ行って、いつもみたいにカンナにおはようって言ったら、なぜかカンナは笑わなかった。
いつもは、笑っておはようって言ってくれるのに。
そんな態度の理由がわからず、立ち尽くしている私に、「私の好きな人知ってるのになんで?」と、カンナは言ってきた。
言われた瞬間、すぐには理解できなかった。
____あ、もしかして、昨日の?
たった一瞬だけ話したけど、あの事かな。それしか考えられない。
カンナはその日、私と一緒にいてくれなかった。
苦しくて、悲しくて堪らなかった。
このままもしかして
話せないのかな
二人だけの秘密の話も
エッチな本をこっそり見る時間も
親友だからって言ってくれたことも
全部全部なくなるの?
「カンナ!待って!」
帰ろうとしていたカンナを呼び止めた。
これからどうなるかとか、カンナの気持ちとかは考えられなくて
私の気持ちだけが溢れ出た瞬間だった。
「カンナ、ごめんね」
嫌な思いをさせたことを謝って、そして私は
「私が好きなのは、カンナだから」
私はきっと、ずっと前から、カンナのことが好きだった。
友達じゃなくて、親友じゃなくて
恋をしていた。