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恋花火-Akane-
第2章 恋をしていた
次の日


学校へ行って、いつもみたいにカンナにおはようって言ったら、なぜかカンナは笑わなかった。


いつもは、笑っておはようって言ってくれるのに。


そんな態度の理由がわからず、立ち尽くしている私に、「私の好きな人知ってるのになんで?」と、カンナは言ってきた。


言われた瞬間、すぐには理解できなかった。


____あ、もしかして、昨日の?


たった一瞬だけ話したけど、あの事かな。それしか考えられない。


カンナはその日、私と一緒にいてくれなかった。












苦しくて、悲しくて堪らなかった。


このままもしかして


話せないのかな


二人だけの秘密の話も


エッチな本をこっそり見る時間も


親友だからって言ってくれたことも


全部全部なくなるの?
















「カンナ!待って!」


帰ろうとしていたカンナを呼び止めた。


これからどうなるかとか、カンナの気持ちとかは考えられなくて


私の気持ちだけが溢れ出た瞬間だった。





「カンナ、ごめんね」


嫌な思いをさせたことを謝って、そして私は


「私が好きなのは、カンナだから」


私はきっと、ずっと前から、カンナのことが好きだった。


友達じゃなくて、親友じゃなくて


恋をしていた。
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