この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火-Akane-
第1章 まるで苺のような
私の家族は、両親と私の三人家族。
特別に仲が良いわけでもないが、ごく普通の家庭。
金持ちでもなかったけれど、貧乏でもない。普通の家庭で育った。
両親はそこそこ厳しい時もあったけど、そこまで縛り付ける感じでもないし
そんな普通の家庭で育った私だけど、同い年のみんなよりも、性への関心が強く目覚めてしまった。
それには、ある女の子の存在があった。
それは保育園時代にまで遡る。
当時近所に住んでいた
"紗羅ちゃん"
という女の子の存在が
私の性への目覚めに、深く関わっている。