この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火-Akane-
第4章 もしかしたら、嘘
「茜、これなんなの?」


ある日、学校から帰宅すると、母親が一冊の本を手にしながら問いかけてきた。


母親が手にしていたのは、カンナと一緒に読むために購入したエッチな本。


それも、女の子同士のエッチなやつ。


部屋のどこに置いていたっけ?


確か、ちゃんとクローゼットの中にしまっていたはずなのに…


でももしかしたら


クローゼットのドアを開けっ放しにしていたかも…?


あやふやな記憶をたどりながら、どうにかこの場を切り抜けたくて


言い訳を探した。


「…クラスの男子が、読んでて。先生が来たから慌てて。私のカバンに紛れ込んでいたの」


我ながらうまい言い逃れだと思った。


だけど、母親はもしかしたら、そんな私の嘘に気づいたのかもしれない。


本を突っ返してきた母親の眼差しが、軽蔑しているような…


なんだか、冷たい目で見られた気がした。






/30ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ