この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スカーレットオーク2
第7章 7 検査
気軽に受けた検査だったが結果を医師から聞かされた時、直樹は動揺を隠せなかった。
(乏精子症)
これ以上精密検査をしても原因解明も改善も難しいらしい。
子供を望めないわけではない。
ただ夫婦間の自然妊娠が難しいと言われた。
今の状態だと恐らく顕微授精になるだろうとも言われた。
ぼんやりと帰宅し食事をする。
緋紗がする話の内容がほとんど頭に入ってこなかった。
気もそぞろでベッドに入るとさすがに緋紗が聞いてきた。
「直樹さん、調子が悪いの?ずっとぼんやりしてる」
「ん。ちょっと今日は疲れてて。ごめんね」
直樹は検査の結果を話せなかった。
「早く寝ましょ」
優しく緋紗は笑って直樹の胸に頭を乗せて目をつむる。
愛しい緋紗の寝顔を見ながら、直樹は小さくため息をついて目を閉じた。
(乏精子症)
これ以上精密検査をしても原因解明も改善も難しいらしい。
子供を望めないわけではない。
ただ夫婦間の自然妊娠が難しいと言われた。
今の状態だと恐らく顕微授精になるだろうとも言われた。
ぼんやりと帰宅し食事をする。
緋紗がする話の内容がほとんど頭に入ってこなかった。
気もそぞろでベッドに入るとさすがに緋紗が聞いてきた。
「直樹さん、調子が悪いの?ずっとぼんやりしてる」
「ん。ちょっと今日は疲れてて。ごめんね」
直樹は検査の結果を話せなかった。
「早く寝ましょ」
優しく緋紗は笑って直樹の胸に頭を乗せて目をつむる。
愛しい緋紗の寝顔を見ながら、直樹は小さくため息をついて目を閉じた。