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スカーレットオーク2
第7章 7 検査
ゴールデンウィークが始まった。
直樹は休みだったが緋紗はペンションの繁忙期で仕事だ。
家に居てもよかったが直樹は緋紗と一緒にペンションを手伝うことにした。
「直君、緋紗ちゃんと泊まり込みでバイトする?」
小夜子が和奏を抱きながら訊ねてきた。
和奏は直樹が気に入っているようで抱っこされたがり手を伸ばしてきた。
そこで直樹は慣れた手で和奏を抱き上げる。
「もちろん帰りますよ」
「あら。懐かしくなーい?色々」
ふふんと笑いながら小夜子は紅茶を啜った。
「まだ懐かしがるほど過去じゃないんで」
「相変わらず何だから」
傍で聞いていて緋紗が恥ずかしくなってしまった。
和夫がやってきて直樹に抱っこされている和奏をみて、「パパのとこおいで」と言ったが和奏はまだ直樹が良いようだ。
「ちぇー」
和夫は子供っぽく言う。
「和奏は直君が好きねえ」
小夜子が言うと緋紗が「直樹さん、姪っ子の聖乃ちゃんにも人気ですよ」と面白そうに言った。
「モテモテだな」
和夫がうらやましげに言うので直樹は笑った。
「じゃ本格的に忙しくなる前にもうちょっと散歩でもしてきます。緋紗、行こう」
立ち上がると直樹は「またね」と言って和奏を和夫に渡した。
直樹は休みだったが緋紗はペンションの繁忙期で仕事だ。
家に居てもよかったが直樹は緋紗と一緒にペンションを手伝うことにした。
「直君、緋紗ちゃんと泊まり込みでバイトする?」
小夜子が和奏を抱きながら訊ねてきた。
和奏は直樹が気に入っているようで抱っこされたがり手を伸ばしてきた。
そこで直樹は慣れた手で和奏を抱き上げる。
「もちろん帰りますよ」
「あら。懐かしくなーい?色々」
ふふんと笑いながら小夜子は紅茶を啜った。
「まだ懐かしがるほど過去じゃないんで」
「相変わらず何だから」
傍で聞いていて緋紗が恥ずかしくなってしまった。
和夫がやってきて直樹に抱っこされている和奏をみて、「パパのとこおいで」と言ったが和奏はまだ直樹が良いようだ。
「ちぇー」
和夫は子供っぽく言う。
「和奏は直君が好きねえ」
小夜子が言うと緋紗が「直樹さん、姪っ子の聖乃ちゃんにも人気ですよ」と面白そうに言った。
「モテモテだな」
和夫がうらやましげに言うので直樹は笑った。
「じゃ本格的に忙しくなる前にもうちょっと散歩でもしてきます。緋紗、行こう」
立ち上がると直樹は「またね」と言って和奏を和夫に渡した。