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スカーレットオーク2
第15章 15 プレゼント
そろそろクリスマスがやってくる。昼間だが冬の気配を感じる風が吹き、木や草がさわさわなった。暖かいうちにペンションの周りのモミの木に緋紗は和奏と一緒に飾りつけを始める。
「ひさちゃん。サンタ知ってる?プレゼントなにもらう?」
和奏は保育園で色々教わったのだろう。言葉もどんどん達者になり質問も増えてくる。
「そうだなあ。何がいいかなあ」
このシーズンになるとまたペンションが忙しくなってきた。
緋紗は最近なんとなくだるい気がしていたので本格的に忙しくなる前に病院にでも行っておこうと考えていた。
「和奏ちゃんは何が欲しいのかな」
「えーとね。わかはねえ。弟が欲しい」
(弟かあ……)
先日保育園に男の子の赤ちゃんが入園してきたらしく、その赤ちゃんが和奏にはとても可愛らしく感じるようだ。
「そっかあ。たぶんサンタさんはおもちゃをくれるんじゃないかなあ」
どういえばいいのか困り、緋紗はキラキラ光る星形のオーナメントを見つめた。
和奏も星形のオーナメントを見つめてにこにこしている。
「星ってママとそっくり。キラキラしてどこからでも見える。すごくきれい」
緋紗は小夜子を想った。
(小夜子さん。和奏ちゃんはとてもいい子です。強くて明るくて。小夜子さんそっくりです)
残りのオーメントをすべて飾り終え、二人で手をつないでペンションに戻った。
「ひさちゃん。サンタ知ってる?プレゼントなにもらう?」
和奏は保育園で色々教わったのだろう。言葉もどんどん達者になり質問も増えてくる。
「そうだなあ。何がいいかなあ」
このシーズンになるとまたペンションが忙しくなってきた。
緋紗は最近なんとなくだるい気がしていたので本格的に忙しくなる前に病院にでも行っておこうと考えていた。
「和奏ちゃんは何が欲しいのかな」
「えーとね。わかはねえ。弟が欲しい」
(弟かあ……)
先日保育園に男の子の赤ちゃんが入園してきたらしく、その赤ちゃんが和奏にはとても可愛らしく感じるようだ。
「そっかあ。たぶんサンタさんはおもちゃをくれるんじゃないかなあ」
どういえばいいのか困り、緋紗はキラキラ光る星形のオーナメントを見つめた。
和奏も星形のオーナメントを見つめてにこにこしている。
「星ってママとそっくり。キラキラしてどこからでも見える。すごくきれい」
緋紗は小夜子を想った。
(小夜子さん。和奏ちゃんはとてもいい子です。強くて明るくて。小夜子さんそっくりです)
残りのオーメントをすべて飾り終え、二人で手をつないでペンションに戻った。