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スカーレットオーク2
第19章 19 名前
ベッドで漫画を読みながら寝そべる直樹の柔らかい髪を撫でながら、緋紗は今日思いついた子供の名前を話した。
「優樹ってどうですか?」
直樹はごろっと横向きになって緋紗の腹を撫でながら「俺が意地悪だから?」と笑った。
「やだ。違います」
緋紗も笑って今日の和奏の言葉を伝えた。
「なるほどね。いいかも。ほかに出てこなかったらそうしようか」
「よかった。あ……」
「ん?」
「なんか今おなか蹴られましたよ。気に入ったのかな?名前」
「どれどれ」
直樹が緋紗の腹に耳を当てて呼び掛けた。
「おい。優樹」
「あ。ぽこぽこって」
「ほんとだ。なんか音がした」
「なんだか妬けるような羨ましいような。複雑な気分だな」
直樹がまた子供っぽいことを言い出す。
「赤ちゃんができたことも、直樹さんが焼きもちを焼いてくれることも嬉しい」
「緋紗をとられないようにしないとな」
緋紗の後ろから抱き寄せて優しくキスをし、身体を圧迫しないように横たわらせ腹を撫でた。
(ライバル登場か)
ばれないようにこっそり笑って直樹は目を閉じた。
「優樹ってどうですか?」
直樹はごろっと横向きになって緋紗の腹を撫でながら「俺が意地悪だから?」と笑った。
「やだ。違います」
緋紗も笑って今日の和奏の言葉を伝えた。
「なるほどね。いいかも。ほかに出てこなかったらそうしようか」
「よかった。あ……」
「ん?」
「なんか今おなか蹴られましたよ。気に入ったのかな?名前」
「どれどれ」
直樹が緋紗の腹に耳を当てて呼び掛けた。
「おい。優樹」
「あ。ぽこぽこって」
「ほんとだ。なんか音がした」
「なんだか妬けるような羨ましいような。複雑な気分だな」
直樹がまた子供っぽいことを言い出す。
「赤ちゃんができたことも、直樹さんが焼きもちを焼いてくれることも嬉しい」
「緋紗をとられないようにしないとな」
緋紗の後ろから抱き寄せて優しくキスをし、身体を圧迫しないように横たわらせ腹を撫でた。
(ライバル登場か)
ばれないようにこっそり笑って直樹は目を閉じた。